陰毛(恥毛)用のかつら・ウィッグ情報ブログ

陰毛用のウィッグをご紹介します。

陰毛・恥毛用かつら・ウィッグを徹底調査!ナイトフラワー編

アンダーヘア用のウィッグには、いくつか種類があることはお話ししました。

よく『ヴィーナスベール』と比較されるものとしては、『アンダーフラワー』と『ナイトフラワー』という2つの製品があります。

アンダーフラワー』については下の記事でご紹介しています。

underhair.hatenablog.jp

今回は『ナイトフラワー』をご紹介します。

 

『ナイトフラワー』の特徴

老舗かつら店の伝統の技

『ナイトフラワー』を製作しているのは、浅草に3店舗を構える老舗かつら店『コマチヘア』です。

大正14年創業以来、職人気質の「かつら」づくりに徹しています。日本髪から男女洋かつら、ヘアーピース、余興かつら、かんざしまで、豊富に取り揃えております。

大正14年創業というと、もう商売を始めて93年にもなります。

その伝統の技を、陰毛用かつらに詰め込んでできたのが、『ナイトフラワー』ということになります。

人毛を使用

アンダーフラワー』の紹介記事でも触れましたが、人毛の場合にはアレルギー反応が少ないと考えられます。

その反面、人工毛に比べて手入れが必要になるという傾向があります。

6種類の製品

『ナイトフラワー』の種類は全部で6種類もあります。

まず、ベース素材には、人工肌を使用しているものと、ネットを使用しているものの2種類あります。

人工肌を使用したもの

ネットを使用したもの

人工肌の方は、両面接着テープまたはドンピシャン(接着剤)で貼り付けるそうです。

一方、ネットの方は、両面接着テープを使用します。ドンピシャンも使用可能ですが、ネットから液がしみ出して、毛を固めてしまうそうです。

ちなみに『ドンピシャン』とはコマチヘアで販売しているかつら用接着剤のことです。

ドンピシャン

2種類のベースには、それぞれ、女性用のMサイズとLサイズ、それに男性用の3種類があります。男性用はサイズは1つだけです。

『ナイトフラワー』の価格

ネット付 女性用 M 20,520円(税込)
ネット付 女性用 L 31,320円(税込)
ネット付 男性用 31,320円(税込)
人工肌付 女性用 M 37,800円(税込)
人工肌付 女性用 L 47,520円(税込)
人工肌付 男性用 47,520円(税込)

『ナイトフラワー』については、どの程度の期間使用できるのかなどの情報がありませんので、そういった部分で他の製品と比較することができないのですが、人工肌ベースのものは、さすがに少しお高いような気がします。

 

『ナイトフラワー』の良い点と悪い点

良い点

伝統と信頼の実績

伝統のあるかつら専門店が製作した商品ということで、特に人毛部分などの品質は相当良いのではないかと思います。

また、実店舗もあり、信頼感は十分で、購入後のアフターフォローも期待できそうです。

豊富な商品展開

前述のとおり、『ナイトフラワー』には、サイズ・素材・性別に応じて6種類もの品揃えがあります。

アンダーフラワー』が1種類しかないのと比較すると、この選択肢の広さはカスタマーにとって喜ばしいものです。

悪い点

高額な価格帯

『ナイトフラワー』はいろんなバリエーションを取りそろえており、選択肢も広いのですが、いかんせん価格がいずれも税込2万円以上と、高額になっています。

人工肌を使用しているものにいたっては、税込4万7520円ということで、購入には大きな障害となるでしょう。

情報が少ない

また、情報が少ないというのも『ナイトフラワー』の特徴です。

『ヴィーナスベール』や『アンダーフラワー』は、公式サイトでも詳細な説明がなされていますし、ネットの評価などもあります。

しかし『ナイトフラワー』は公式サイトの説明も大ざっぱで、使用者の口コミなども見つかりません。

装着してみた感想や、どの程度の耐久性があるのかなど、購入に際して参考になるような情報が見当たらないのです。

 

『ナイトフラワー』の総評

老舗かつら店が製作・販売している商品ということで、品質的には良さそうなイメージはあるのですが、『ナイトフラワー』自体の情報不足が高額な価格と相まって、なかなか手を出せない商品となっているような気がします。

『ナイトフラワー』の購入を本気で検討するのであれば、製作販売をしているコマチヘアに直接問い合わせるなど、何らかの情報収集をするべきでしょう。